5%のお役目〜私と旦那さんの闘病記〜

乳がんになってから10年が経ち、その他の闘病も交えながら記録の為に記しておこうと思った闘病記です。

とんでもなく痛かった麻酔

診察が終わり、奥の処置室の様な所に通された。背もたれのある診察台に座って待っていると、診察の時とは違う先生がやってきた。
「はい。では舌の腫瘍取っていきますね。まずは舌に麻酔を打って行きますが、歯医者さんで麻酔した事ありますか?歯医者さんでする麻酔と同じです。」と言われて、あぁ!ああ言う感じね!と、想像がついたのは良かったが、歯を抜く麻酔とは辛さが全然違った!

先生が
「舌には神経がものすごい数張り巡られているので、麻酔がなかなか効きずらいんですよ。なので、麻酔を4〜5回打っていきます。初めは痛いと思いますが、だんだん麻酔が効いてきて痛みは感じなくなってきますからね。では始めますね。」と言って、歯医者の麻酔みたいのを舌に打っていった。

これがまた、私の中でも痛い麻酔ランキングの一位に来るぐらいのもの凄い痛さだった。。
涙が出そうになるくらいの麻酔を乗り越え、腫瘍を取り、先生が小さな瓶の中に入ったホルマリン漬けになった腫瘍を見せてくれた。

その時には、腫瘍が無事に取れた事よりも、舌の麻酔の痛さの方がダメージが強すぎて、ホルマリン漬けの腫瘍を見せられても、「はいはい。。」と言う感じだった。

帰りの電車ではマスクをしていたものの、舌は口から出ていたと思う。。
家に着いてからも、水を飲むのも一苦労だし、唯一食べれそうな[たっぷりゼリー]を買って帰ってきたものの、スプーンですくって、喉の奥の方に入れて飲み込む。と言う感じでしか食べられず、結局、ゼリー1つ食べるのに45分位かかった。

#闘病記 #乳がん